2017年2月13日月曜日

2016

2016年は1月にzineを発行したり3月に直島に行ったり4月から大学近くのアパートでひとり暮らしをはじめたり、いろいろあったけど3年生に進級してから平日は学校で実験実習、土日はバイトととても忙しくてブログなんて書いていられなかった。(実は2年生の成績が最悪で今年度はその尻拭いで大変でした。)

勉強のことと将来の進路、暮らしのことで頭がいっぱいで好きなことについて考える余裕もなかったけど、わずかに本を読んだり映画を見たりする休暇はあったし、夏休みは再試などもなかったのでのびのびできて、充実していたと思う。

 映画は「リップヴァンウィンクルの花嫁」がよかった。
 メイド服の黒木華、バレリーナのように華奢なCocco、どちらもガーリーだった。自分のしあわせには上限があってそれ以上は対価を払わないと気がすまないっていう気持ち、ちょっとわかるような気がした。



 小説は文庫化された柚木麻子の「本屋さんのダイアナ」。
 単行本の装丁に惹かれて買った「王妃の帰還」が大当たりで、来柚木麻子のファン。中高一貫のお嬢さん特有のリアリティがいい。

 レコードはJohn Culliton Mahoneyというシンガーソングライターの1973年のアルバムがとてもよかった。



1973年ってひびきがいいし、なんとなくいい年だったんだろうなと思う。

春休みには単身、直島・岡山を旅した。初めてのひとり旅だったけど、誰に気を使うこともなくふらふら歩けてよかった。



岡山までバスでいき、港まで出て船に乗って着いた直島はPRどおり「アートの島」でいろんな美術施設やオブジェがあり、自転車を借りてあちこち回った。なんだか島ごと娯楽地になったようだった。もう少し情緒の残る土地だと期待していたのでやや期待外れだったけど、古びたたばこやさんで文房具を買ったり、海辺で貝殻を拾ったり、心休まるときを過ごせたと思う。


直島を知ったのは、大学の図書館で見つけた大竹伸朗の「全景」がきっかけだった。もちろんI♡湯に行ったし、家プロジェクトも観た。銭湯の近くのドミトリーの相部屋に泊まったのもなかなかいい体験だった。(人見知りで打ち解けられなかったけど、ルームメイトはいい人たちだった。)


岡山では行きたかった純喫茶に行けた。壁に水槽がはめられたコーヒールームキャッスルと、レモンが目印のサンレモン。




夏休みには東京・石神井にあるちひろ美術館へ「村上春樹とイラストレーター展」を観に行った。向こうで暮らす高校の頃の友だちと落ち合って。私の読んだ初めての村上春樹は「カンガルー日和」だったけど、あの佐々木マキのイラストが一番好きです。もちろん中身の短編も好き。「ダンス・ダンス・ダンス」も表紙絵、内容ともに好き。そういう絵が一挙に見られる機会はそうないだろうと思う。


 次の日あこがれのレコードストアHi-fi recordにも立ち寄れた。お店の人がジャズのことやアコースティックスウィングという初めて聴く音楽について教えてくれたり、私の通販履歴を調べて「あれはいいよね」と言ってくれたり、思った通りの素敵なお店だった。やっぱり東京はあこがれの地です。


ざっと1年間。今年は4月から研究室に配属されて、もっと忙しくなるようだけど、やっぱり休みの日はまたこんな感じで過ごしたいなあと思う。

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